5月23日 一番茶の製茶終了
本日最後の茶摘を行い、無事製茶しました。
 製茶の最後は在来種とコマカゲです。共に晩生品種のため、毎年最後の茶摘みとなります。5月2日から始まった新茶製造は本日無事に終了しました。今年は寒い冬と新茶期の涼しい気温、更に適度の降雨もあり、晩霜もなく近年になく良い新茶シーズンとなりました。
 一時は好天のため摘採期(茶摘み)がいっせいになり心配されましたが、幸い当園では早晩合わせて12品種も栽培していますので、全ての茶園で適期摘みすることが出来ました。
 個性的な新品種は既存の流通では評価が低く、なかなか栽培できませんが、消費者の意見を直接聞ける直売ならではの「おいしければOK」を信じてこれからもうまいお茶を栽培・製茶して行きます。今年度は品種別に販売を予定していますのでお楽しみに。
◎手もみ限定茶は限定生産ですので、お早めにご予約ください。
初摘みから数日間はこのように小さな製茶機を使い、手揉み茶のように製茶します。
最初に荒もみする機械(粗揉機)、一般的な機械の8分の1程のサイズです。
こちらは次の工程(揉捻機)、この機械も博物館にありそうな超小型です。うまい茶はコレでなくちゃ。
こちらは同じく次の工程機械の中揉機。
完全に廃品並みの機械ですが、整備は万全、全て手操作。
これが最後に針のような形を作る精揉機。
30年ほど前の名機です。
わが手のように揉めます。
第一工程の粗揉機内部。
小さい機械は手揉みのように丁寧に茶揉みをしています。
粗揉半ばの茶葉。
葉切れも少なく、よく揉めています。
常時、手でさわりながら製茶します。
こちらは中揉機内部の茶葉です。乾燥が進み、緑が濃くなってきました。ここまで2時間以上かかっています。 中揉終了の茶葉。当園では一般的な工場よりも乾燥度を上げて取り出します。これがおいしさの秘密ですが能率は悪く、製品も少し太く撚れます。
ちょっとピンボケ(何せ真夜中ですので)精揉機半ばの茶葉。だいぶ細くなってきました。 製茶工程が乾燥過多になると、一部団子状態になります。一般的には失敗とされますが、当園ではねらい目です。このとき少し蒸れてうまみが出ると考えます。この辺は好みですが。
茶園に営巣し、卵を抱くメス雉。
14個ものたまごを温めています。写真を撮影しても逃げません。菜園を耕す方には被害が多い鳥ですが茶園では益鳥になると思います。このほかにもカルガモ、ホオジロ、ヒバリ、コジュケイなどがいます。
前方の手袋を乗せている茶株の下に巣があります。5月10日には茶摘機械で上を摘みましたが、辛抱よく抱卵していました。6月1日にボランティアによる草刈作業が行われた時には巣立ちしていました。雛鳥たちが害虫や雑草の種子を食べてくれるはずです。

茶摘みと製茶がセットの新茶期は、死ぬほど忙しく過ぎていきます。そんな中、NHKより取材を受け、7月13日放映予定です。増岡園の有機茶のこだわりを見てください。
【テレビ放映予定】…7/13(日)午前6:15〜6:50 NHK総合「産地発!たべもの一直線」

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