このたびの震災で被災されました方々には心よりお見舞い申し上げます。
狭山茶も出荷停止という大被害になっています。
11月15日(火) 春風ティーパック新発売
*新茶へ向けて、超高級茶を目指す管理 *在庫品を火入れ加工 (ご注文コーナー
*無農薬野菜収穫、店頭販売開始。 *園主のなげきと御願い
埼玉県からの狭山茶出荷自粛を受けて
 23年度産の茶葉は全て販売自粛しております(今後、廃棄の予定です)。現在、昨年産の在庫のみを販売しております(全て自主検査済み=検出せず)。残り少なくなりましたので販売終了も間近に迫りました。残念ですが増岡園では他産地の茶葉をブレンドしておりませんので、在庫限りの販売とさせて頂きました。誠に恐縮ですが、お客様の信頼を第一と考えての方針でございます。
 自家茶園から安全安心、うまいお茶の製造をモットーに管理してきましたので、他産地のブレンドは行っていません。来年の新茶が安全、安心でうまいお茶をお届けできますよう粛々と万全の茶園管理に励んでまいります。
 恒例となりました歳末セールも開催中止の予定です。現在代替セールとして在庫一掃と新茶ご予約セールを特別割引価格で計画中です。なにとぞ厳しい事情をご理解の上、今後とも増岡園の自家製狭山茶をご利用頂きます様お願い申し上げます。    狭山茶増岡園 園主 増岡伸一
秋風が冬の訪れにも感じる頃ですがなんとなく風邪っぽいときは花粉症かも知れません。秋はブタクサなどが原因です。春に好評の(春風)を便利なティーパックで新発売しました。22年産茶葉使用
茶碗やカップで直接飲めますので便利です。抽出し易い三角型のティーパックですので大変便利と思います。原料の茶葉は原発事故以前の製造で安心です。ご注文コーナーからどうぞ
お茶碗に1パック入れて熱湯を注いでください。一杯目は少な目のお湯を注ぎ、2杯目では多目に注いでください。薄くなっても結構効果があります。
お店前の茶園では晩秋の管理=芯摘みを行っています。未熟な芯芽部分を摘み取り、新茶の芽がそろって出てくるようにする作業です。
芽摘み前の茶芽です。先端の葉を3枚程切り取りますので切る位置の茶芽が害虫に食べられていますが農薬散布をしなかったためです。通常の高級茶用の茶園では考えられない管理方法です。(特別栽培)今年度の散布は3回でした。
超高級茶の手摘み茶園では秋の芯摘みが欠かせません。植物は通常、頂芽優勢と言って一番上の芽が優位に伸びます。これを摘み取り、下位の数本の新芽をそろえるために行います。手作業で一本ずつ摘み取るために大変な時間が掛かります。
製茶工場では原発事故以前の荒茶を仕上げ加工しました。今では貴重な22年度産の荒茶です。通常では昨年産のお茶はひね茶と呼びブレンド用になりますが今年は単独で仕上げています。
火入れ機のお茶入り口です。狭山火入れと呼ぶ特殊な火入れ方法の出来るように園主が改造しています。(狭山火入れ=茶葉の厚い狭山茶独特の火入れ方法 比較的高温で香ばしい)
関東の中でも東京に出荷してきた歴史から水質の良くない都市水道水でもおいしく飲めるお茶として狭山茶が発展しました。濃い味と水色、しっかりした火入れ香は狭山茶独自の味わいです。
 
水色は狭山茶独特の黄金色になれば上等です。火入れの過程ではサンプルの試飲を繰り返します。一日に数十回も試飲をしながら狭山茶としての味わいになるよう製茶加工に専念します。少量の茶葉でも濃い味わいですので入れすぎに注意して下さい。
自家用の無農薬野菜の収穫。市販野菜と違い不揃いですが味と安心は保障付きです。来店のお客様に粗品として贈呈していますが店頭で販売も行いますのでお問い合わせください。
無農薬、無肥料(剪定枝チップのみ)による栽培でしっかりした味わいの野菜が出来ました。混植でお互いに多様な害虫を防いでいるものと思われます。
 
一般よりも少し遅く定植したキャベツはほぼ無被害です。畝間のチンゲンサイはかなり青虫にやられました。
 
5寸にんじんほうれん草、金時人参、長ネギ、、白菜、プチベール、京ねぎ、たまねぎ(定植予定)となかなかにぎやかな秋野菜です。全て無農薬です
色々な野菜(なるべく科の違うもの)が隣り合うといいようです。自家用には余るほどの収穫なので直売をはじめました。
 
たまねぎの苗です。昨年は苗作りを失敗して半分の成績でしたが今年は準備良く、100%に近い発芽率です。無農薬とは思えない生育に大満足です。
 家業の狭山茶を継いで42年目にして未曾有の事態に追い込まれました。15代400年に及ぶ増岡園の歴史始って以来の事態となりました。気候変動による気象災害では、晩霜、寒害、など幾多の厳しい試練を与えられました。これらは北限の茶産地として覚悟の上であり、絶え間ない努力によって、忍耐強く克服してきたものです。
 目に見えない、得体の知れない、恐ろしい放射能によって狭山茶の名声は地に落ち、永い歴史を持つ産地そのものが存続を危ぶまれています。出荷停止による実害と風評による客離れは想像以上の事態となりました。
 他の産地のお茶をブレンドせずに、自家茶園の茶葉のみをお客様にお届けしてきたことが裏目となり、23年度産茶葉は全て出荷停止となりましたので、現在は在庫品(22年度産)のみの販売を行っています。限られた持越し在庫ですので残りわずかとなってしまいました。もちろん売上は昨年の10分の1以下となりました。この先も風評により販売不振となることが予想され、廃業、転業が相次ぐとの声も上がっております。狭山茶800年の歴史も一瞬の人災によって風前のともし火となりました。
 元来、お茶は健康維持のために飲まれてきた飲料です。放射能による発ガンもお茶カテキンにより防げることは、各研究機関より報告されているところです。
 長年培ってきた健康飲料としての狭山茶をこんなことで消滅させてはいけないと思い、懸命に、日々の茶園作業に取り組んでいます。来年の新茶が無事に製茶できて、多くの消費者に健康飲料として飲んで頂けますよう、いっそうの減農薬、無農薬に徹していくつもりです。
 24年度産の新茶はすべて放射能検査を行い、安全確認をしてからの販売を予定しております。今年の歳末セールは事実上取りやめとさせて頂きます。お歳暮など毎年ご利用頂きますお客様には誠にご不便をお掛けしておりますことをお詫び申し上げます。
 新茶セールでは歳末セール以上に大特売を計画中ですので何卒ご容赦を頂き、新茶セールまでお待ち頂きます様御願い申し上げます。        狭山茶増岡園 園主 増岡伸一

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