11/12 北限の茶…狭山茶の美味しさの秘密
日本茶インストラクターは参考になりますよ。
茶園に連日降霜、気温(茶株面−5℃になる)
経済的北限の茶
 お茶には、「北限」と言う言葉が時々出てきます。当地のお茶の博物館アリットでは北限の茶について学芸員の調査研究が詳細に成されており、その研究成果は発表展示されています。
 元来お茶の木は亜熱帯から温帯地帯を原産地としており、南北に細長い日本でも、伝来は九州地方とされています。自然に繁殖している山茶についても、自生か伝来物の実生かは研究中です。そんなわけで、茶の産地は温暖な地方にあります。
 
 狭山茶は中でも、農業として生産して、採算が取れる限界(経済的北限)と言われています。(栽培適地年平均気温13℃以上というのは狭山茶地帯の事です)
 狭山茶以北では、なかなか経済的に合わないでしょう。もちろん、自家用や多少の栽培はされています。また、海岸沿いなど、緯度の高い(北の)地方でも冬期の冷え込みが弱いところでは、産地形成しているところもあります。
 
狭山茶の美味しさの秘密
 今年の秋は大変寒く、長期予報がすっかりはずれてしまいました。現在12月の気温という事です。狭山茶の特徴はこの寒さにあります。
 冬期の気温が大変に低く、茶樹は深い休眠に入ります。この為、越冬期間中に生理活動が少なく、貯蔵養分の消耗が抑えられます。そのために、春の新芽にはたくさんの養分が行き渡るのです。貯蔵された旨みの成分が多いために大変美味しいのです。春の追肥で育つ南の産地とはこの点が大きく違うのです。

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