12/10 仕上げ火入れ(再製)
 年末年始のセールにあわせて、荒茶を仕上茶に加工します。荒茶加工に対して仕上茶加工作業を「再製加工」と呼んでいます。冷蔵庫で保管した荒茶を篩(ふるい)に掛けたりなど、選別してから乾燥火入れを行い、お店に出荷します。写真左は火入れ機から出てくるお茶を拝見盆にとって香りを確かめているところです。
 火入れ作業は、大変微妙な作業で、長年の経験と勘の要る仕事です。狭山茶は、比較的強い火入れを特徴としています。この火入れ作業により、荒茶の青臭を取り、まろやかな甘い香りを引き出します。また、カテキンの変化による甘味も出てきます。更に荒茶の段階では6%ほどの水分を2%ほどに乾燥させて保存性を高めます。
 左の写真は、火入れ後に風選(風力で選別)したお茶をチェックしているところです。この機械は、火入れ直後の100℃近いお茶を冷却して、蒸れ臭を取り、軽い粉茶を選別するものです。
 左が茶箱の中に落ちる仕上茶です。火入れにより大変乾燥しているために静電気が発生し、茶箱の内側に張りついています。この後冷ましてから、合組みして(配合)袋詰めになります。増岡園では、火入れ仕立ての狭山茶を販売しております。
 12月25日までがセール期間ですので、お歳暮、お年賀にぜひご利用ください。セール内容はお問い合わせいただければファックスにてお送りいたします。
 茶園管理は、冬越し対策になります。狭山茶産地では例年ですと、冬の寒さによって多少の被害が出ます。寒さ防止の覆いをして寒害を防いでいます。今冬は暖冬予報ですが油断大敵、天災は忘れた頃にといいますから。この茶園は、早生種の狭山かおりですので、特に春先の寒さを防ぎ、早く新茶が取れる事を期待しています。

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