10/27 検査機関の視察
本日、農水省の担当者と消費者の一行が視察に訪れました。
書類チェックと茶園、製茶工場の視察がありました。
園主がご案内して有機栽培の実態(主に天敵利用と苦労話)を説明しました。
茶園は秋深し
 有機栽培の茶園では、時々思いもよらない事が起こります。
上の写真は有機圃場(品種名ホクメイ4年生)の10/27の株元の様子です。ガンに効くなどと宣伝されているはたけシメジ(もちろん天然もの)が群生しています。手前の物で笠径8cm立派な株です。手前から奥までずーと続き見事です。落ち葉堆肥をほどこしているからこそ発生する自然の恵みです。キノコのコーナー(10/11 身近なきのこ)に詳しく載っています。
 茶葉の汚れは先般の浅間山の火山灰の残りのようです。
秋の雨が多く、例年より茶芽が大変伸びています。「樹勢がつく」と言いますが茶樹が大変勢いよく伸びて新茶が美味しく出来る状態です。 来年の新芽がそろって出るように茶刈機で刈落としました。すばらしい園相(茶園の様子)です。
好天が続くと乾燥が好きなダニ類が発生します。こちらは葉裏を食べられた茶葉です。この後、台風の連続で激減しました。本当に良かった。 雨後の蜘蛛の巣です。女郎蜘蛛の一種でしょうか?秋の獲物は葉巻虫やウンカ類です。
茶の花はツバキ科ですのでつばきそっくりです。今が最盛期と咲いています。この季節、開花と結実(昨年開花)がいっしょに見られます。 これは茶実を蒔いて2年目の茶苗です。なんと新潟県の村上茶の実を蒔きました。もちろん村上在来種です。村上の矢部さん、その折にはお世話になりました。

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