有機紅茶の製造
援農ボランティアによる紅茶葉の茶摘…手作り紅茶 今の様子

ウンカ芽は小さなセミに似た虫(ミドリヒメヨコバイ=通称ウンカ)が茶芽を注射針のような口で刺し、樹液を吸い、その傷口が酸化して紅色(紅茶色)になっている状態の茶芽です。
 すでに酸化(醗酵)の始まっている茶芽なので紅茶に加工すると素晴らしい製品になると言われ、幻の紅茶として貴重品扱いされています。無農薬茶園ならではの不思議な現象ですね。

30人ほどで有機茶園の茶摘作業を行いました。品種は、ふくみどり、ほくめい、を手摘みし、狭山かおりを鋏摘みしました。 こちらが手摘みの茶葉。偶然にもウンカ芽(※上記参照)と呼ばれる茶葉が摘み取り出来ました。
体験製茶の様子はこちらです。一晩置いてから手で揉み込んだ茶葉。少し切れて水分が出てきましたが十分に揉んでください。 このように片手を台にして体重をかけると楽に揉めます。とにかく充分揉んでください。
十分間揉んだ状態。茶葉が撚れ、一部切れています。このまま更に一晩紙袋で置いてください。 一晩たった茶葉。見た目はすっかり紅茶。まだ一部緑が残り、ウーロン茶状態です。このまま1ヶ月間紙袋で保存してください。試飲は時々可能です。
製茶機械で揉んだ紅茶。醗酵を八分どうり終わり、乾燥作業を目前の状態。少し後熟させてから新茶が出来あがります。店頭販売は秋の予定です。 茶摘のあとは除草作業を行いました。茶苗は小ぶりながらしっかりと生育しています。今夏は牧草に囲まれて周辺環境が改良されるので生育がよいと思います。

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