5月1日(火) 八十八夜 新茶の初揉みしました。
茶業研究所で生葉の検査を行いました。
狭山茶の産地では国や県の指導よりも数倍厳しい検査体制です。
 増岡園では八十八夜の本日、茶摘みを行い茶業研究所において放射能検査を行いました。その結果、極微量の数値は検出されましたが、新茶では4月から施行される茶の食品安全基準値10ベクレルを大きく下回ることは確実となりました。お茶は飲料水と同等の厳しい基準(飲食物では最も厳しい基準)ですが十分下回る数値となりました。これを受けて増岡園では同じ茶葉から初揉みの手揉み茶を作りました。正式な埼玉県の検査を待ってから販売予定です。
茶摘みしたばかりの茶葉です。まだまだ小さな芽を摘み取りました。一芯二葉の極上の茶葉です。
今回は茶葉が少ないので家庭用の蒸篭で蒸し上げました。祖母の代から修理を重ねて使い込んだものです。
十分に沸騰したところで茶葉を入れます。
数秒後にたけばしで攪拌します。
蒸した茶葉は紙の上に広げて冷却します。
蒸し露が取れるよう攪拌します。熱いーーー
小型の手製ほいろで手揉みの開始です。生葉で約1キログラムが適量です。
 
最初は露きり操作ですので回りにこぼれないようにカバーを立てています。開始早々に早くも腰痛ベルトを装着しました。
開始からもう一時間経過しました。回転揉みに入っています。窓の外は明るい時間です。
小型のほいろでは、回転揉みがなかなか難しい。
2時間ほどで十分撚れてお茶らしくなりました。
 
練り揉みの操作に入りました。強くもみ、芯から水分を搾り出し、茶葉に柔軟性を与え、旨みを引き出すところです。
十分に揉めて水分が出たところで玉解きを行います。
ほとんど玉はできていません。(えへん!)
玉解きは女房にまかせ、私は助炭面の渋取りと、のり引きを行います。この後の操作のためです。
手揉み茶のハイライト、揉み切りには16代目が参加しました。手揉み教師の実力発揮というところです。
全国品評会で多数の上位入賞経験から、鮮やかな手使いでデングリ操作を行います。細くなってきた。
職人芸、こくり操作。ピーンと伸びてきました。
約5時間半の揉み時間で完成し、乾燥操作をします。
まっすぐに伸びた茶葉。白く見えるのは茶葉の裏に付いている産毛の塊です。中国茶の銀芯と同じに幼茶葉を使用したものです。
手摘み以外の一般の茶園でも新芽がかなり伸びてきました。遅れ気味でしたがしっかりとした芽です。
 走りの新茶、手揉みを紹介いたしました。
 連休明けにも本格的に製茶が始りますのでもう少しお待ちください。
 新茶のご予約は1割引で受付中です。おいしい狭山茶をお届けできそうです。  園主

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