節分寒波到来
暖冬予報も外れたようです。寒いときには、火入れが一番
 新潟県をはじめとして19年ぶりとかの豪雪になっているこの冬ですが、当地では厳しい冷え込みが続いています。例年、節分頃には特に寒さのピークを迎える年もあり連日、氷点下5度以下、時にはマイナス10度近くまで下がります。こんなときには茶園管理もお手上げです。天気予報を見ながら暖かくなるのを願っています。
 増岡園では、狭山火入れの研究をしています。冬はホイロ(手揉み茶用の設備)のまわりは暖かくて最高です。長い伝統のある狭山火入れとは、ちまたで思われるほどの強火(高温による強い火入)ではありません。写真のように和紙を貼った木枠のホイロで、素手で行うものです。高温ではお茶が死んでしまいます。もちろん茶師も大変な事になります。
手火入れ(ホイロ火入れ)中の園主
 ほのかに香る上品な「火入れ香」、これを専門用語ではホイロ香と呼んでいます。味はまろやかで甘味があり、飲み口さわやかで渋味の中にも後味が甘く、何杯でも飲める常茶の味わい。これが狭山茶の特徴です。
初めにお茶の蒸れを防ぐために乾燥を高めます。左右、前後にすばやく攪拌して茶葉を返し茶温を上げないようにしながら水分を飛ばします。この間30分ほどで、終了前茶温50度ほど。 茶温が高まり、水分が4%ほどになると乾燥のため静電気が起き、手や木枠に茶粉が付着してきます。この頃より茶温を上げるため茶葉を厚く寄せてきます(抱き火)。茶温80度
完了間近 盛火。
 茶葉を厚く寄せ、温度を上げる これにより甘味と深い香を発生させます。
この後徐々に温度を下げて完成します。
今日は、ご覧のように霜で真っ白です。茶葉も凍ってげんなりしています。これが平年の冬の狭山茶茶園の様子です。休眠が充分で新芽に栄養が一気に集中して味の良い本物の狭山茶が期待できます。

 ホイロ火入れ茶は限定販売中です。70g入¥1050です。お問い合わせ下さい。
電話:04-2936-0250 FAX:04-2936-5858
※ご利用ありがとうございました。おかげさまで完売致しました。
次回は、3月の予定です。お楽しみに。

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