4月1日(木) 狭山茶の試練/寒波襲来
不順な天候で寒波が襲来しました。 |
3月末には最低気温がマイナス3度になりました。ようやくふくらみ始めた新芽も寒さに震えています。 | 茶園の地面には4cmほどの霜柱(当地ではたっぺと呼びます) |
満開のジンチョウゲの花も凍ってしまいました。 | 菜園のたまねぎはへっちゃらです。無農薬でもこのとおり順調です。定植前に落ち葉堆肥のみで硬く育ちました。保存が良いはずです。 |
数年ぶりに作ったにんにく。当地ではプロ農家は作りません。気候が適さないのでしょう。自家用でもなかなか難しい。薪ストーブの木灰ふりかけが効いているのか、いまのところ順調です。 | 雨降りの日が多かったので手揉み茶を作りました。昨年の新茶期に茶葉を蒸してから冷凍保存したものを使います。手揉みは若い16代目が担当します。新茶の前の手慣らしとして手揉みを行います。 |
少し成熟した茶葉を使っているので大きなかたちの茶葉です。昔ながらの高温の手揉み茶で伝統の味わいを再現します。 | 香りを重視した製法で、茶葉が大きいままに製茶しました。粉の少ないすっきりとしたお茶です。中国茶の高級ロンジン茶に近い味わいでしょうか。 |
仕上がった荒茶はすぐに仕上げのホイロ火入れを行い製品に仕上げました。こちらはベテラン15代目園主の担当です。和紙によるほのかな火入れ香です。 | 試飲の様子。茶葉はかたちを保ち、澄んだ水色ながらすっきりとしたすばらしい香りが立ちます。 |
薄い黄緑色の水色です。3回ほど注いでも香りが立ち、狭山流手揉み茶らしい力のある味わいです。 | 本日の製品は仕上げ茶全部で250gほど出来ました。天の恵みのお茶として茶名(寿)で販売。 |
誠に申し訳ありませんが、当園店頭のみの限定販売となります。先着10名様ほどの貴重なお茶ですので売り切れの際はご容赦ください。 | 手揉み茶担当の16代目は天気が良い日にはお茶刈作業(春整枝)が忙しく、なかなか手揉み茶が出来ません。 |