8月14日(土) 夏の茶園は雑草天国
幼木茶園の雑草は今を盛りと伸び放題。害虫、天敵入り乱れて生息中です。 入間有機お茶の会では定例会として除草作業を行いました。 |
ようやく生育順調に見えてきた新植茶園です。新品種の<むさしかおり>は、比較的幼木の生育が遅い品種に見えます。特に有機栽培では少し無理がありそうです。 | 雑草(メヒシバ)に付いた朝露です。暑い日が続くので除草作業は早朝に開始しています。8月半ばになると朝露が多くなりますので早朝は濡れない様に畝間の広い幼木茶園の除草です。 |
早朝より多数の方が除草作業に汗を流してくれました。茶園の土が良くなっているのか、柔らかくなり除草も楽に出来ました。 | 除草の後は株間にマルチとして剪定枝チップを敷きました。既に醗酵が始まり、熱いくらいですが猛暑の中でがんばっていただきました。 |
今日も遠方も含めてたくさんの方が参加してくれました。蒸し暑い薄曇の中、懸命に除草作業とチップ敷きをしていただきました。いずれも手作業のため、人数がたよりですので大変助かりました。 | こちらは在来種の茶園です。晩霜後の回復を図る目的で一番茶収穫のあと放任したため、蔓植物(山芋、へくそかずら等)が茶株を被ってしまいました。茶樹は大変元気に生育しましたが。 |
掘り出せばりっぱな山芋が取れそうな状態です。もっと早くに引き抜けば良かったのですが、なかなか忙しくてこんなになってしまいました。 | 雑草天国の茶園では虫たちの活動も盛んです。写真は最近増えている害虫(アオバハゴロモ)です。有機茶園ではそのうち天敵に抑えられると思いますが、色々な植物に発生します。 |
バッタもいます。もう少しで成虫になるほどに成長しています。茶園では主に雑草をかじってくれます。最近では茶葉をかじるバッタもいるようです。 | こちらはカマキリですがこれも成虫寸前です。もう少しで羽が生えれば一人前になります。共に年間1度の孵化昆虫ですので、一度でも農薬をかければ全滅してしまいます。害虫を食べてくれる大事な益虫です。 |
茶樹の上に置いた鎌の下には、鳥の巣が隠れています。これほど自然に雑草が茂ると、山の木と勘違いしているのでしょうか? | 巣の中の卵は2個です。多分、ホウジロの卵だと思います。有機茶園で巣つくりする鳥はほかにキジやカルガモ、ひばりなどがいます。 |