4月2日 萌芽の茶園
今年は寒い=おいしい狭山茶=平年並みの新茶期か?
恵みの雨の後は台風並みの強風が。茶樹は大丈夫か?…加治丘陵の自然仕立て茶樹
自然仕立ての茶樹・・・・・(加治丘陵かぶせ茶)の生産茶園です。新芽が伸びだしました。冬の越冬芽の70%が2倍の長さに伸びた状態を「萌芽」と呼びます。この茶園ではまだ少し先のようです。 春の嵐の後は大抵の場合、霜注意報が発令されます。奥に黒く見える寒冷紗(カンレイシャ)をカーテンのように引き、被覆して霜避けをします。これからは毎日天気予報を見て霜避け作業です。
茶園の土手に植えた水仙も満開を過ぎています。もう、つくしも顔を出しています。 自宅店舗前の茶園は植え替えました。今話題の品種「さえみどり」です。寒冷な狭山の地では十分に管理してもなかなかに厳しいと思われます。
畝間には当地の試験場で育成された新しい品種「むさしかおり」を仮植えしてあります。寒さに強くて高級茶ができる、すばらしい新品種です。 強風で乾燥しないよう敷き藁をします。雑草予防と乾燥防止に敷き藁は欠かせません。

狭山茶のうまさの秘密
 今年のように寒さが厳しいと、越冬中の茶樹は深い休眠状態になります。地上の茶葉は硬く気孔を閉ざしてじっと寒さに耐えています。春を迎えるまで半年ほど長い時間がありますが、光合成や呼吸さえも最小に抑えて寒さをしのぎます。秋のうちに地下の根に貯蔵しておいた養分を、浪費しないように硬く身を締めて越冬しています。
 時として氷点下10度以下にもなる当地では、茶樹の越冬はぎりぎりのサバイバルなのです。経済的に北限の茶産地と呼ばれる当地でも、地球温暖化の影響か暖冬の年が続きましたが、久しぶりの降雪で狭山茶らしい新茶が期待されます。
 
冬の寒さ茶樹の深い休眠貯蔵養分の保持新芽の充実おいしい新茶狭山茶の特徴

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