11月08日(土) 秋の茶園管理
山の茶園は冬支度 有機茶園の土壌調査を行いました。
加治丘陵にある特別な茶園(かぶせ茶園)では、周囲の林からの落ち葉が茶株の上に落ちるのを防ぐため防風網を掛けています。 一面に防風網で覆われた茶園。落ち葉を避けるとともに、冬の寒風も防ぎます。
こちらは自然仕立ての茶樹。落ち葉は地面に落ちて肥料になります。超高級茶の手摘み茶園です。昨年は早い時期に完売しました。予約はお早めに 有機茶園の土壌診断を受けました。30年以上にわたり有機栽培を続けた茶園も、乗用茶刈機の使用で硬くなっているのでしょうか。
こちらは有機歴5年ほどの茶園です。蜘蛛の巣が多く発生しています。茶園の中ほどを掘り、土を採取しました。 蜘蛛の巣のアップ。巣の中央には蛾類(チャハマキ・チャドクガ)の羽が食べ残しとなっています。各種の蜘蛛類は害虫(越冬卵や幼虫の親虫...蛾)を捕食してくれる大切な益虫です。
茶園中央部を深さ30cmに掘り、土を採取しました。穴の壁部は硬度計により土の固さを計ります。多くの細根や中根が見えます。 有機茶園には落ち葉堆肥を長年施用してきましたので多くの微生物や昆虫、ミミズ、それらを捕食するモグラ達によって柔らかく耕されています
モグラの穴。雑草の根によっても土は耕されます。モグラは多くのミミズを捕食しながら害虫のナガチャコガネなどの幼虫も捕食してくれます。化学肥料を使用しない土はいろいろな生物で一杯です 来春には有機茶園として苗木を植えつける予定の圃場です。植え溝にはこれから落ち葉堆肥を入れます。明日9日にはボランティアと堆肥散布の予定です。人手のかかる作業なので飛び入り参加も歓迎します(当日参加は現地集合で御願いします)。

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